ヴァイオリニスト 石上真由子さんへのインタビュー

今回の演奏会で、モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番のソリストをつとめてくださる、石上真由子さんへインタビューをしてきました。

インタビュアーは、ヴァイオリンパートの青木千尋さんです。石上さんと青木さんは、ともに京都府立医科大学ご出身で、青木さんは石上さんの先輩にあたります。

在学中より、仲良しなお二人だったそうですが、そんなお二人ならではの話題も飛び出しました!石上さんの素顔が垣間見える、大変貴重なインタビューとなりました(^^♪


青木:まずは基本的な質問からです!バイオリンを始めたきっかけはなにですか?何才から始めたのですか?


石上:5歳の頃に始めました。わたしがヴァイオリンを弾きたい!とお願いして始めた、、というような志高いバックグラウンドは残念ながらなく、、

3歳から通っていたヤマハのエレクトーン教室で、なまじ器用だったため練習しない習慣がつき、だんだんやるべき事に追いつかなくなってイヤイヤ期に差し掛かった頃、ほいっと差し出されたのがヴァイオリンでした。(笑)


青木:エレクトーンも習ってたんだ!なるほど、そこでバイオリンの魅力にひきこまれたんですね。バイオリニストになろうというのはその頃から?何かきっかけになった人とか演奏とかはありますか?


石上:でも結局ヴァイオリンを始めても基本姿勢はかわらず、、不真面目でした。

でも8歳の時に、とあるオーディションに通ったらローマの国際音楽祭に招待してもらえるというのがあって、その時に人生で初めてまじめに練習しました。

というのも、その頃、ちょうどローマの休日にどハマりしていて。

青木:すごいいいタイミングでオーディションがあったんね!8才でローマの休日にハマるのも気になるけど。(笑)

では今までで一番印象深い本番はそのローマの時ですか?他にも思い出深い本番や曲などあるんでしょうか?


石上:念願叶ってローマに行けたのですが、そこには同世代から年上のとっても上手な子供が沢山集まっていて、一緒にアンサンブルしているうちにアンサンブルの楽しみにも気づき、、

また11歳の頃には指揮者の佐渡裕さんが監督・指揮をしているスーパーキッズ・オーケストラにも入って、ますます音楽にのめり込みました。

その後もいろんな機会と縁に恵まれて、知らないうちに音楽との共存生活が、当たり前になりました。

明確にヴァイオリニストになろうと思った瞬間はなかったですが、知らず知らずのうちに、、?(笑)


青木:なるほど。早いうちからすごいレベルの高い人たちと接する機会を得たんやなぁ。流石、、!!

今は沢山のコンサートに出演されてて、CDも出したりと大忙しだと思いますが、今の気晴らしはなんでしょう?そういえば、真由子が作ったお菓子は、そのままケーキ屋さんのショーケースに並べられるくらい可愛くて美味しかったと思うんだけど、今もつくったりするんですか?(笑)


石上:そういえば以前、千尋さんのお誕生日の時に押しかけましたね!(笑)


青木:あれめっちゃおいしかったー!また食べたい!(笑)


石上:前に作ったお菓子の写真、いくつかありました!

青木:本格的すぎるやろ(笑) 凄すぎます!!真由子パティスリー開いてください!!(笑)


石上:ヴァイオリン諦めたら考えます!(笑)でもその前にたこ焼き屋さんがいいな、、。


青木:(笑)


石上:最近は落ち着いてケーキ作ったりパン作ったりってできてないんですけど、冬だと編み物とか!セーターとか靴下とか編んでます!


青木:セーター編むん?めっちゃ時間かかりそう!でもお菓子作りにしても編み物にしても、音楽以外もやっぱ手先を使うことが得意なんね!

青木:いやいや、セータークオリティ高すぎな!(笑)



青木:今回はシュタールフィルがいっしょに演奏させてもらうことになりましたが、このオーケストラの印象はどうですか?


石上:シュタフィル、大山さんも仰っていたのですが、本当に素敵なオケでびっくりしました!音楽的にも気持ち的にも、本当にご一緒しててとっても楽しいです!


青木:私もこんなに豪華なソリスト、指揮者、チェロビオラトップの方々とご一緒することができて、本当に嬉しいです。練習のたびにいい刺激をいただけて、本当に毎回の練習が楽しいですし、本番が楽しみです!!


青木:最後の質問です!今回のモーツアルトへの意気込みをおねがいします!!


石上:モーツァルトのコンチェルトというと、オーケストラと演奏するのはいつも5番で、実は4番をオーケストラと演奏するのは初めてなので、とっても楽しみです。

シュタールフィルの素敵な皆さま、ゲスト首席のお二人、指揮の大山さんとのモーツァルト、当日聴きに来てくださる皆様にもモーツァルトのドタバタ(?!)オペラのようなワクワクを味わっていただけるよう、楽しく演奏したいと思います。


青木:真由子のバックで弾かしてもらうのは本当に毎回楽しいし、間近で聴けることも嬉しく思ってます!当日よろしくお願いします!

石上さん、ありがとうございました!


石上 真由子 (いしがみ まゆこ)


5歳からヴァイオリンを始め、8歳の時にローマ国際音楽祭に招待される。高校2年生で第77回日本音楽コンクール第2位、併せて聴衆賞及び E・ナカミチ賞受賞。第 7回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽部門第1位、全部門最優秀賞及びコンチェルトデビュー賞受賞。第5回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第4位受賞。第14回チェコ音楽コンクールヴァイオリン部門第1位受賞。2017年9月バルトークコンクールにて特別賞受賞。

NHKFM名曲リサイタルやリサイタル・ノヴァに出演。NHK テレビではドキュメンタリーや、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団との共演も放送された。

東京交響楽団、京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ブラショフ国立交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団、セントラル愛知交響楽団など、国内外で多数のオーケストラと共演。アメリカ・ヨーロッパ各地の音楽祭・演奏会に出演。ソロ活動と共に長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山のメンバーとしても活躍している。CHANEL Pygmalion Days室内楽アーティスト。


現在、ファーストアルバムがリリースされています!

石上真由子 / 【Opus One】ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ

COCQ-85448 ¥2,000+tax 2019/1/23発売

詳しくはこちら

シュタール・フィルハーモニー管弦楽団

〜シュタフィルは、あなたと一緒にクラシックの可能性を探求し続けます〜

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